松坂牛のブランドが確立されるまで

By | 2014年3月8日

三重ブランドは、松坂牛以外にも、南紀みかん、伊勢ひじき、伊勢海老、アワビなど、三重県の名産の高級品が並んでいます。

11種類からなるこれらのブランドの中でも、松坂牛と伊勢海老は、三重県だけでなく、日本を代表する高級食品と言えるでしょう。

このブランドの確立には、長い試行錯誤の歴史があります。

松坂地方は、農業が盛んな場所で、機械化される以前は役牛を、但馬(兵庫県)から購入していたといいます。

役牛としての仕事を終えたあとは、大きく太らせた太牛を、当時西洋文化とともに始まった食肉用として売り出していました。

牛を家族同様に大切したという土地柄、牛の肥育にも、手間暇をかけ、牛の健康状態に合わせた特別なエサの配合や、食欲増進のためにビールを飲ませ、焼酎を使って牛をマッサージするなど、情熱をかけた畜産が行われています。

松坂牛は、こうして自然の中で、行き届いた管理をしながら、世界一の牛肉へと育てられ、人々に認められることで、今の高級ブランドとしての地位を確立しました。

松坂牛個体識別管理システムなどを通した、徹底したトレーサビリティは、消費者に安心を与え、透明感のある食肉の流通システムと、その信頼度の向上に、一役買っているともいえます。